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ボン(Bonn)
:地図==>>
ライン
 レマゲンからアーヘン(Aachen)に向かう途中、近いのだがボンに1泊した。

 朝レマゲンを出てからの行程は、ラインの左岸を通りボンへ、そしてボン市街へ入り近郊の地図を買い求めた後ケルンへ。行きはケルンの市街を環状に走るアウトバーンを通りそのまま西に向かう。アーヘンには明日入る予定だったので、その日は通り過ぎアウトバーンをベルギーに向かった。すでに国境には検問所もなくフリーパス。そのせいかどんどん進んでしまい、リュージュを通り、今度はオランダに入りマーストリヒトへ。実はその途中で、道に迷ったらしいということに気がついてはいたのだが、Uターンもできずひたすら標識を見ながら前進々々でドイツに戻ろうとしたのだった。皆顔には出さなかったが、這々の体で舞い戻ったというのが実感だった。帰途はケルンに立ち寄り、大聖堂を見上げた後、ボンへ戻った。

 最上部の写真は、その当日夕暮れ迫る頃のラインである。下の3枚は、翌日午前中にライン河畔を歩いて撮ったものである。

 ライン川はスイスアルプスに源を発し北海まで、延長1,320kmのを持つ大河である。河口から800km上流のスイス・バーゼルまで船舶の航行が可能であるという。すでにドナウを見てきたせいだろうか、大河にもさほど驚きもしない。

 ボンはライン渓谷の北側に位置し、ボンまで下ってくると平野の到来を思わせる。ウィーンのドナウと同様都市の中を流れる川なので、近自然などという言葉とは縁遠い。河岸は直立護岸に近いのだが、転落防止柵などないところがいい。決して水辺に近寄れるような場所ではないのだが、縁を切られていないような気がして、うれしい。

 ボンの市街地の様子はこちらから

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