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フィルスホーフェン(Filshofen)
:地図==>>
フィルス
ドナウ
 プラットリンクを発ち、ドナウ沿いを下流に向かう。フィルスホーフェンの街で右に折れ、今度はフィルス沿いを遡る。

 フィルスは、以前には農業用水路として整備され、ずいぶんと景観が損なわれたようだ。1970年代半ば以降、近自然による再改修が行われた。フィルスホーフェンの近くでは河川用地の回復と河畔林の積極的な造成が行われたようである。

 ヤナギ類・ハンオキ類・ニレ類などが河畔に生い茂り、ちょっと見た目には再改修されたものとは思えない状態となっている。思わず、「これって、ほんとうに再改修したところなんですか?」と聞いてしまった。

 オジサンがひとり、釣りに来ていて、我々が近寄っていくと、「どうだ」とばかりに釣果を見せてくれた。カワマスの一種だろう。

 詳しくは、「バイエルン州水利庁・バイエルン州内務省建設局,勝野武彦・福留脩文 共監訳,1992,河川と小川−保全・開発・整備−,164pp,(株)西日本科学技術研究所」,66-71 を参照のこと。

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