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「小論文添削講座」第2回 課題 私の友人

「私の友人」

提出原稿
添削の留意点
  大江健三郎は、「友人とは自分を映す鏡」という(朝日新聞5月16日「定義集」)。

 私の友人にMさんという人がいる。これまでにいくつかのプロジェクトで一緒に働いてきた。私は技術的な専門家として、彼女はそれをコーディネイトする立場として、参画することが多い。

 議論を進めるにあたって、私は様々な選択肢を自分の中で整理してしまい、結論のみを述べてしまうことが多かった。これに対して彼女の方法は、一度相手の意見を選択肢として俎上に乗せた上で結論に導いていく。どちらが議論を発展的に進めていくことができるかは一目瞭然である。彼女の目に映っている私は「独善的な専門家」であった。

 「人目を云々」はネガティブな意味で用いられる。しかし、「友は鏡」として捉えると、自らを軌道修正していくことへのためらいは消える。いつまでも良き鏡を持つこと、また逆に良き鏡であることを心がけたい。

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○『「友人とは…」と大江健三郎は…』と書き始めた方がよい

○エッセイと小論文の違いは、前者は言いっぱなしでもかまわないのに対し、後者は「説得」が必要であること

○「人目を云々」の一文は不要。替わりにMさんの一言があるとよい

06/05/30

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