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2004年04月04日
■根開き■
 4月に入り積雪。2日の夜半から3日早朝にかけて5cmほど雪が積もった。真冬であれば、また雪掻きかと思うところだが、この時期、この程度は淡雪のようなもの。一日陽が差せば、あっという間に消えてしまう。

 この土日は久々にゆっくりと休みを取った。土曜日は買い物、今日は、休みといえば休みで、仕事のことは考えずに「森林と市民…」の報告書のとりまとめ。まだ未整理な部分が残っていて、早急に仕上げなければならない。本来ならば3月中にと思っていたのだが、結局4月にずれ込んでしまった。

 陽差しの暖かさに誘われ、昼食後裏山に行ってみた。日向きの斜面ではずいぶんと積雪も少なくなってきていて、木々の根元はいたるところ地面がでている。初めて聞くことばだが、朝日新聞によれば、こんな状態を「根開き」というのだそうだ。「少しずつ強くなる陽光を受けて樹木の温度も上昇し、周りから雪が解け出す(1)」現象をこう呼ぶのだそうだ。いまから20数年も前になるだろうか、何かの時に融雪を研究している方と話したときに、「実のところ、なぜ樹木の根元から先に雪が解けていくのかわからないんです」と言われたことがある。そのときは、こちらも「木が暖まるからじゃないの」なんて気軽に受け答えしていたが、やっぱりそういう結論になったのかな?

 さてさて、積み残しをさっさと処理しないと、あっという間に雪が解けてフィールドに追われる。明日から、また少し根を詰めことににするか…。

(1)一歩ずつ春(4),2004/04/02,朝日新聞,朝刊,26,道内版

↑4月の積雪          (04/04/03)
↑ 根開き
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