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2003年08月29日その1
■ペンションほおずき■
 27日・28日と十勝岳の麓へ。
 亜高山帯の砂防工事跡地の植生復元について現在まとめているところで、必要になるだろう写真を撮影に。いわば撮影旅行で、ちょっとした気分転換の雰囲気だ。

 日程は先週から決めていたのだが、いつものことながら宿泊先を決めるのは遅く、前日になってあわてて美瑛の「ペンション ほおずき」に電話した。「ほおずき」のご主人とは、昨年北の里山の会で開催した浜田久美子さんの講演会で知り合った。そのときに早速北の里山の会に入会していただいたのだが、その後なかなかお会いする機会がないままになっていた。

 夜分の電話に出ていただいたのは奥さんだった。「札幌の…」と話を切り出すと、「ひょっとして北の里山の会の…」と、Mailing listを通じて私の名前を覚えていて下さり、急ではあったが泊めていただくことになった。

 15年ほど前に、美瑛の町はずれのカラマツ林を求めペンションを始めたのだそうで、そのころはかなり変人扱いだったそうな。現在は林業体験型のペンションとして注目を集めているほか、台湾や香港からのお客さんも多いそうだ。私が宿泊したその日も、台湾からという姉妹と一緒だった。インターネットやFAX、また直接の電話まであり、「ペンションも英語が必要ですが…」とご主人。

 夜遅くまでワインで歓待していただき、ゆっくりとした朝を迎えた。少し屋内や庭を探検してみる。「木が好きなんですよね」というご主人のことば通り、家の中は木がふんだんに使われている。表に出ても、あちらこちらに訪れたお客さんたちによって様々な木が植えられ、「15年も経つと、ずいぶん大きくなるんですよねぇ」と感慨深げに話しておられた。

 帰りには、畑で完熟したもぎたてのトマトをいただき、再び十勝岳の麓に向かった。久しぶりに、のんびりした気分だった。


ペンションほおずきのホームページはこちら
http://www6.ocn.ne.jp/%7Ehozuki/index.html

↑ 入り口のscarecrow、すべて手作り
(03/08/28)
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↑ 食堂では朝食の準備が…
(03/08/28)
↑ コーヒーウォーマーの炎
(03/08/28)
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↑ なんといっても美瑛は丘。「ほおずき」を一歩出るとの目の前にパノラマが広がる。
Sony DSC-U20